神アプリAirSharing

最近iPodTouchもふつーに音楽聴く以外、AppStoreが始まったときにいくつか無料アプリを落としたっきりいじってなかったのだが、いつの間にかとんでもないアプリが出ていた。
Air Sharing(itmediaの記事[ http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0809/16/news094.html ])
iPodTouch/iPhoneめどいので以下touch)内でWebDAVサーバ機能を実現することで、PCから無線で直接touchをマウントしてファイル転送を可能とし、ブラウザからでも見れるというスグレもの。
残念ながら(touchの仕様上?)これを起動したまま別のアプリを起動することができないので、touch自身のSafariではアクセスできないが、Air Sharing自身が持っているファイルビュアーによって結果的にSafariで開ける類いのファイルであればだいたい何でも開けてしまう。
このビュアーがまた秀逸な出来で、シンプルなインターフェースに加えて操作性に関してはSafariとまったく変わらない感覚。縦横持ちかえもOK、なでなでスクロール、ダブルタップやピンチイン/アウトによる拡大縮小も自由自在(ひょっとしてSafariコンポーネントAPIとして外部アプリから呼び出せるようになってるのかも知れんけど)。
路線図、時刻表、その他もろもろ、リアルタイム性がない(オンラインで見る必要のない)持ち歩きたいドキュメントはいくらでもある。あるいは巨大すぎてオンラインで毎回見に行っていられないようなものも。
それらがPDF、iWork、MSOffice(xlsとか)、WebArchive(!)、HTML(!!)、とにかくどうにでも手に入る汎用フォーマットで簡単に転送&直接閲覧できるのだ!
これこそまさに、俺がtouchに求めていたPDAとしての真の機能。
今までWeb画面をPDFに落とし込んだ上でメール経由で送信していたのが馬鹿馬鹿しくなってくる。


そうそして、固定ドキュメントを閲覧できるというだけでも充分使い出はあるのだが、その中で一見埋もれがちな機能こそこのビュアーの神髄。


H T M L フ ァ イ ル が 開 け る...!


軽く試してみたが、相対ディレクトリ指定による階層指定もリンクもまったく問題なく動作する。そしてなんとJavaScriptも動作する!
これが意味するところはつまり、
HTMLでインターフェースを作った簡単なアプリケーションを、自由に作って持ち歩けるようになったということだ!!(大興奮)
元々Webブラウザではないので、Back/Forwardやリロードがないのは残念ではあるが、そのへんはインターフェースの設計次第でどうにでもなる。
WiFiさえつながればオンラインへのリンクですら機能するので、場合によってはさらに使い勝手が向上すると思われる(iPhoneの3G接続でどうなるかは持ってないので不明。あとやっぱりWebブラウザじゃないから、読み込み状況がわからないので重いページを出そうとするとちょっとイラっと来る)。


しかもこれだけのブツが、いまだけ無料!(と言っても有料化後も7ドルとかそんなもんだけど。)
すばらしい。
当面の活用法としては、コミケのCDカタログのデータからHTMLを生成するツールを作った上でtouch内に全部格納して、touchを超軽いカタログとして使えるようにしたいなぁ。
touch買ってよかった。


※ただしテキストファイルの閲覧はUnicodeオンリーなので、日本語テキストを表示させるにはやや難がある。touchのAPIを呼び出して表示させているであろうことを考えると、今後も他の文字コードに対応することはなさそう。まあ文字コードを変換して転送するか、HTML化してしまえばいいことだが。
※これでWebDAV上でPHPPerlが動くようにしてくれれば最高神だが、touchアプリの開発規約上スクリプト言語インタプリタ実装はNGらしいので、とりあえずJavaScriptで我慢するしかない。