まだ考えていた。 学生時代、通学の途上眠い目をこすりながら満員電車に詰め込まれに行く過程で、俺は誓ったはずだ。 みな一様に黒いスーツ姿で、ロボットのように無気力な目で無表情に駅の階段を登る蟻の群れ。 こんな非人間的な集団の一員には決して混じる…

なんだかんだで新刊を出す。 とは言えここしばらく続けていたすすき野名義のシリーズの続編はとても描ける精神状態ではなかったので、お蔵入りしかけていた、いかにも創作同人然とした別のまんがを出品。 前述の別シリーズが続いた関係ですっかり客層が変わ…