夏は来ぬ

夏コミが終わると夏が終わる。
冬コミが終わるとその年が終わる。
そしてショタケが終わると春が終わる...そんな同人カレンダーで駆動している俺。皆様今年もお疲れ様でした。
しかしやっぱキャンセルしてるサークル多くてさみしかった。(´・ω・`)合体参加した藤エ門さん以外は知り合いほぼ全滅だったヨ。


で、結局のところ今回の規制騒ぎは何だったのかというと、要するにショタケが、中止に追い込まれた例のイベントと同列に、具体的な要注意対象として槍玉に挙げられていたということらしい。
そらぁ慎重な対応も頷ける。
ま、結果として少々寂しい状態にはなったが、特に大きな混乱もなく無事終了。色々反省点はあれど、無事開催できたことをもって成功と言ってもいいんじゃないでしょーか。どうせもうほとぼりが冷めるまで(というか多分二度と)都産貿は使わないだろうし。
個人的には多少参加費が上がっても、自由に作品を発表できるなら民間の施設でいいと思います。


しかしくどいようだが、マイナーな表現こそ公共施設がその受け皿の役を担うべきだという俺の意見は変わらん。
今回の問題の構図は、最近話題になった映画「靖国」のそれにそっくりだ。(映画そのものの内容の是非についてはここでは論じない)
独立系の映画館はマイナー作品を世に出すという気概に溢れた運営者も多いようなので、何とか公開にこぎつけたが、同人誌即売会場はそういった専門の業者もなく、ただの展示場を利用しているに過ぎない。
ならばその役を担えるのは、市民に開放された公共施設こそベストではないか。


表現を殺すには発表の機会を奪えばいい。しかしそれはこの国の多様性を殺し、やがては国そのものを殺すことになるだろう。
それに気づかない愚か者に表現を語る資格はない。