WiiFit効果検証(10)逆検証ほか液晶モニタとか

ずいぶんサボってしまった...実に17日振りの測定。
一日間が空くと、ウィーボくん(バランスボードを擬人化したWiiFitの案内キャラ)に「昨日はどうしたんデスカ?」と遠回しに嫌味ともとれる言葉を投げかけられるので、さぞかし痛烈な一言が待っているかと思っていたが、「おひさしぶりデス!」とあっさり挨拶されて終了。
ま、極力ユーザにイヤな思いをさせないように作ってあるのだろう。ちょっと肩透かしな感じだが。


思えば、ダイエットと貯金はよく似ている。コツコツとした地道な積み重ねが実を結ぶ日は遠く、一時の気のゆるみでそれまでの努力が台無しになる。記録をつけると効果的なのも似ている。そして、失敗しても大して深刻な被害がないところも...
などと、結果に衝撃を受けないようにあらかじめ気持ちの防御を固めて、測定。
でや。[ http://www5.kiwi-us.com/~susukino/img/fit10.jpg ]


...なんだ、別に増えてないじゃん...(´ω`)ホッ
つうことは逆に言えばアレですか、2ヶ月以上、30数時間に渡ってがんばっていた運動は、実は大した効果がなかったってことですか?
ま、結局は、記録をつけるというのが大事なんだろうね、やっぱり。毎日の変化が目に見えてわかれば、無駄食いドカ食いを控えるようになるし。おこづかい帳をつけると無駄遣いを控えるようになるのとおんなじだね。
好意的な見方をすれば、これまでの運動でいくらか筋肉がついて、基礎代謝が上がったおかげでリバウンドしてない、と考えることもできる。
これから忙しくなる予定なので時間がとれなくなる可能性も高いが、代謝が落ちない程度には続けることにしてみよう。


そしてモニタは昨日届きました。ナナオのL997。
キレイにして出迎えの準備を整えておいた机にでんと設置すると、案外大きくない。これならもう1ランク大きいサイズでもよかったかいな、とも思ったが、ワイドサイズは解像度が中途半端だし、現役マシンのビデオボードが対応している保証もない。いままでSXGAでさほど困りもせずにやってきたのだから、UXGAでとりあえず充分だろう。
利用者のレビューをググってみた限りでは、スタンドの背が高すぎるという話もあったが、こんな程度CRTに比べれば全然余裕である。これで不満のある奴は液晶画面つきタブレットでも買うといいと思うよ。
そしてさっそくつないでみるとドット欠けも見当たらず、やれやれとひと安心。これで今後の原稿作業が継承できる、といろいろ試してみようと思ったところで、
愕然。
白い。白すぎる。
普段使っているトーン用のチャート[ http://www5.kiwi-us.com/~susukino/img/graypalette.psd ](PSD形式)を開いてみると、恐ろしいことに0%(真っ白)と10%グレーの区別すらつかない。これでどうやってトーン作業をしろというのか!?
俺がさんざん下調べして16万も払って買ったものは、役に立たないガラクタだったのか?銀座のギャラリーで見たものは詐欺だったのか?!orz
と嘆いてみても事態は改善しないので、必死こいて調整する。
添付のカラープロファイルを完全に無視して、諧調が出るまでガンマを落とし、赤くなった色が元に戻るまでOS側の色温度補正を強制的に変更する。
...苦心の甲斐あって、なんとかモノクロ原稿を描けるレベルになりました。色はこの際二の次。(まあこれまでも肉眼キャリブレーションだったので大差ない。)


と、この調整手順を踏んでいてひとつの事実に気づく。この手順、これまでCRTでやってた調整と変わんねえじゃん。
実はアナログ接続してるんだよね、今。マシンが古くてデジタル端子がついてないから。(厳密にはADC端子がついてるんだけど、変換コネクタかましてもこのモニタにつながらないらしいから。)
と思い立って、試しにMacBookProからデジタル接続してみたら、全然問題ありませんでした。
詐欺だとか疑ってごめんなさい。
やっぱアナログだとこれまでと変わんないってことかー。モニタ内部の補正機構の仕組みはよく知らないけど、たぶんデジタル接続で最大の効果を発揮するようになってるんだろうね。
さてこれで、いよいよデジタル端子つきの新マシンへのリプレースが必要になってきたな。しかしここでの16万の出費が重くのしかかるのであった。


あ、でも、デジタルでもグレーのグラデーションは縦縞発生してました。ギャラリーのサンプルパターンの嘘つき。