おねがいtouch

半ば景気づけに注文したiPod touchだが、想像以上によい。このガジェット感、五感にダイレクトに訴えかけて来る操作性(いや味覚と嗅覚は除く)。所有することの満足感を満たすという方向ではやはりAppleのインダストリアルデザインは天才的と言わざると得ない。
しかしこれ、冷静に見た目で見るとPDA以外の何者でもないよなぁ。結局ジョブスは、商業的に失敗したNewtonのカタキを数年にも渡る回りくどい方法で討ちたかったのではないかしらん。
Newtonに限らずPDAは一部マニアのおもちゃの域を出ることはなかったが、iPodは音楽プレイヤーというわかりやすさでぐいぐい一般ユーザに浸透した。携帯が電話として浸透し、どんどんPDAライクになっていったのとまったく同じプロセスで、iPodという名のPDAを普及させようという壮大なプロジェクトだったのではないかと。
いずれ将来の世代のiPhone/touchで手書き認識入力が搭載されたとき、ジョブスの復讐は完了するのかも知れない。


で、実際の運用だけど、胸ポケにすんなり納まることを確認したのでこれまでのnanoを完全に代替。容量に余裕ができたのでライブラリを追加したりカバーアート画像とかをいそいそ集めたりしてみている。Cover Flowをぺらぺらめくっていると予想外にリッチな気分に(´▽`)♪
また、「基本的に電源を切らない」方針にすることで取り回しが断然楽になった。一日1時間音楽を再生するとして、電源切らないまま5日程度は電池がもつし、ホームボタンをダブルクリックするとロック状態でも音楽再生の基本操作が可能なので(隠し機能?)、これで音楽を止めて、ロックボタンのワンクリックで画面をオフにすれば電源を切る操作よりはるかに早い。
これならやたらに遅くて電池消費も大きい電源再投入をそもそも行わなくて済む。
電源を切らないことでSafariに表示したページも保持することも可能...と言いたいところだが、どうも複数ページを同時に保持しておくことは(キャッシュ保持の関係か)できないようだ。開いたブラウザそのもの、およびそのURLは保持されるが、最後に表示したブラウザ以外のレンダリング結果はクリアされてしまう。
出先でWiFiにつながる当てのない場合、メモ代わりの必要な情報を持ち歩きたい際はあらかじめ必要な情報をひとつにまとめたWebページを自分で作っておく必要がありそうだ。


つうかtouchの普及をきっかけに、全国的にフリースポット/有料公衆無線LANの整備が進むとうれしいなあ。


あとやっぱ、イヤホン差すといきなりかっちょ悪くなるのでBlueTooth搭載きぼんぬ。