ナポレオンフィッシュと泳ぐ日

コミケはいつもの委託先で出ますが新刊は断念しました。面目ない。
すすき野の脳はシングルタスクなので、コミケ直前に深夜作業(朝までに無事完了する保証はどこにもない)とかアサインされちまうと緊張で完全に固まってしまいます。
だいたい元々この作業は先月にやるはずだったのに、クライアントの不手際で日程がズレちまったんだよな...最悪の時期に。
おかげで予定していたまとまった休みも取れず、破綻したスケジュールをフォローする気力もない有様です。
チラシくらいは出ると思うのでお詫びがわりにどうぞ。ショタケの新刊も再販します。


で、開き直ってFOREVER BLUEを買ってきましたよ。
PS2で出ていたらしい旧作EVER BLUEシリーズは寡聞にして知らなかったのだが、まあ想像していた通り「アクアノートの休日」の焼き直しというか何と言うか、まったり海中散策ゲームです。
アクアノートも初代を遊んだきり続編は買わずじまいで、今回もどうしようかちょっと悩んだのだけど、なんだかバグ騒ぎで回収されそうという噂があったので、どうせやるなら今のうちに買って夏の間に楽しまないと、というわけで購入。
さすがにPS1のアクアノートよりは格段にグラフィックが進化しているし、いろいろクエストがあったりしてゲームとしてはなかなか楽しめます。風のタクトもこのくらい海らしさを追求したらもっと新鮮味のあるゲームになったろうに。
特にエキスパート操作モードでの浮遊感は独特で、なんか電源切ってもまだふわふわしてる感じで心地よいです。
ただ、あんまり水中にいる臨場感はないです。海面から顔を出してみても波もないし。
あくまで潜水艦だったアクアノートと違って生身のダイビングなんだから、もうちょっと水の抵抗とか海流とかを感じさせる演出があってもよかったんじゃなかろうかと思う。細かい泡の流れに合わせて海藻が揺らめくとか、表現の仕方はいろいろあるかと。光の屈折率が変わって遠くの視界が歪むとか、得意でしょ最近のマシンは。
そういう意味では、アクアノートから10年経ってはるかにリアルに再現された海中景色を、という期待に応えるものではなかったのがつくづく惜しい。
あとどうでもいいけど危険なサカナとか平気でナデナデできちゃうのもどうかと。アカエイとかミノカサゴとか。
7てん。