PS3が売れない理由

うーん。結局Wiiは一緒にゼルダを買ったきり何も買ってない...
もっと新作ニュースとか体験版とか配信してくれればいいのに。どうぶつの森DSでは頻繁にニンテンドーからメールが来ておもしろかったのになぁ。
まあ実際Wiiは「ちょっと遊んでみたいゲーム」は色々出ているけども、ハードごと買ってでもやりたいゲームがあるわけでもない。売れてないPS3と比べて何が違うのかと言えば、新しいインターフェースがとか、ユーザを選ばないラインナップがとか、値段がとかいろいろ世間では分析されているけれども、それらの影響は当然少なからずあるとしても、実のところは(国内市場においては)「日本人の民族性」が発揮された結果なんではないかいなぁと思ってしまうのだ。
判官びいき、という言い方はこの場合正確じゃないかも知れないが、日本人は「頑張る新しい二番手(対抗勢力)」が大好きなのだ。PSが出て来た時だって別に性能的にはセガサターンと大差があったわけじゃない。ただニンテンドーの権勢を傘に着た振る舞い(註:当時)にみんなウンザリしている状況で、新機種の64の登場が遅れている間に「いくぜ100万台!」の元気のいいかけ声と、家電で築いたソニーのイノベーターとしてのイメージ(註:当時)でうまく市場の期待の受け皿に納まったのだ。
他の業界を見渡せばauもそうだ。KDDとDDIが合併してNTTドコモへの有力な対抗馬としての印象をつけ、巧みな広告戦略でどんどんシェアを奪っていった(こちらはトップに立ったわけではないけど)。
わかりやすいねえ日本人。
で、今回は当時の立場がまるで逆転した対決の構図になったってわけだ。傲慢な態度が鼻につき始め、PSPでも色んな問題が出て味噌がついたSCEIと、トップをすげ替えて柔軟な体制を強調し、DSの成功を引っさげたニンテンドー
ユーザの心をつかめるかどうかという部分でかつて追い落とした任天堂の敗因をまったく糧にできず、同じ轍を踏んでる時点で勝負は決まっていたのではないかしらん。


そういえば政党の人気も似てるねえ。日本新党は(新党日本じゃないよ)突然政権をかっさらって行ったし、民主党が結党した当時だってえらく都市部の票を集めた。
さて今度の選挙はどうじゃろか。
セガは変わりました!」と言いつつ大して変わってないことはみんなが見抜いていた。あんま有権者を舐めるなよ。