嫌客商売

先日の、策定段階で除外したはずの仕様を蒸し返された件でえらいひとにこっぴどく怒られたわはー(´▽`)
まあ要求を満たしてナンボの商売なので、技術的に不可能でさえなければどんな要求だろうと検討するのは当たり前なのだが(無論必要な工数は頂くが)、どうやら、こいつはすでに確認済みの事項のはずですが、というニュアンスの言い回しをしたのが客の気に障ったようだ。
責任の所在を明確にして話を進めるのはビジネストークのイロハだと思っていたのだが、どうも企業文化という奴がこれまでの職場とは違うらしい。
地面に這いつくばるほど腰を低くして客の機嫌を取る奴が評価されるのが、結局日本の社会なのだなぁ。
そういう営業をされると必ず現場の人間にしわ寄せが来るのだが。
IT現場に限らず、こういう慣習が営業職と技術職の不当な職業的地位の格差の元になってるんではないのかね。
コミュニストを自称する俺からすれば、何ら生産活動に携わらず口八丁手八丁でひとの懐を嗅ぎ回る営業職なんてのは、最下層の生業なのだけどね。
閑話休題
ものづくりという意味でIT仕事は決して嫌いではないのだが、やっぱ客の気まぐれと顔色に振り回される受託開発はもういやだよ。飽き飽きだ。
なんか職人として誇りを持つことが許される仕事はないもんかのう。
プライドがなければ生きていけない。プライドだけでは生きられない。