Mac mini HDDレコーダー化計画

Mac miniの発表を見て昨日思いつき的に書いたこの計画だが、俺内でにわかに現実味を帯びつつある。もちろんWinベースではキューブ型静音PCを使った似たようなソリューションをいくらでも見かけるのだが、なにしろMacではこれまで同種のプランを実現する手段がなかったのだ。
メインマシンのQuicksilverは相当にやかましいのでとてもじゃないが常時電源を入れている気にはなれないし。
専用デッキという選択肢も考えられたのだが、機能がどんどん便利になっていくこの手の機械の入力デバイスが未だにリモコンであるという、まるで携帯でメールを打つような煩わしさが重くのしかかり、実現を保留していた。
そこへ、安い、小さい、静音、と三拍子揃ったMacのお出ましである。BTOでDVD-R対応ドライブへ換装してしまえば、iLifeもバンドルとのことで録画ライブラリをDVDに書き出すこともまったく問題ない。
TVチューナはちょうどI/Oデータから、Mac対応のFirewire転送のハードウェアエンコーダが出ている[ http://www.iodata.jp/prod/multimedia/tv/2004/gv-1394tvm2/ ](これは新型で当月下旬発売予定らしい)。
サイズ的にもMac miniのわずかに一回り大きいサイズ、デザインはともかく重箱積みにして比較的すっきり納まる形にできそうに見える。放熱対策は積み重ね部分にオーディオ用の防振ゴム足でもつけてやればさらなる静音効果も期待できて一石二鳥か。
機能的にも手持ちのVTRのデジタルコンバートもやらせることができそうなので、これをもって完全に映像ライブラリを電子化することが可能になりそうだ。
もちろん手間はかかりそうだが。


ひとつのネックとしてはHDDの容量で、おそらく2.5inchHDDを採用しているであろう関係上、また当然内部の容積の関係上、そのままでの大容量化の可能性は低い。もともとVTRでも見終わったものからどんどん上書きしてしまう俺のことなので、それほどべらぼうに大容量化する必要性は感じられないが、動画編集時のテンポラリに容量を食われる可能性も考慮するとデフォルトの40GBではいかにも心許ないし、拡張したところで現状では80GBがせいぜいだ。


もうひとつのネックは現状の環境からの移行手順。今は別の外付けチューナ兼アップスキャンコンバータを使ってVGA経由で余ったディスプレイにあらかたまとめて写しているのだが、アンテナ線やらゲームの映像ケーブルやらを先述のチューナにつなげてしまうと出力がFirewireしかないため、Macのアプリケーション経由でしか写せないことになる。
将来的にディスプレイを2系統入力のものに置き換えることも考慮する必要があるだろうか。
ところでD-SubとDVIの2系統入力のディスプレイって、両者を同時に繋いだ場合どうなるのかしらん。今使ってるD-Sub×2のディスプレイみたいに切り替えられればどうにかなりそうなのだが、自動判別で一方優先とかだと、Mac mini側は常時電源オンが前提だけに困ったことになりそうだ。
ま、VGA切替機とかもなんだか部屋にごろごろ余ってるのだけどね。


ともあれ、まずはチューナだけ導入してみて様子を見ようかな。Mac miniがまともに流通するようになるのは数ヶ月先になりそうだし、チューナの発売をわくわくして待つことにしてみる。
と、ギャンブルに無駄な投資を重ねるなら衝動買いしたほうがまだマシだという去年1年間を通じた結論のもと、今年は物欲駆動で行動することにします。

(追記)サーチかけたらもう売ってた。こないだキーボード買ってくるときに一緒に買ってくりゃよかったかなあ。