ケータイホーダイ

すすき野は普段全然携帯を使わない。
まどろっこしい入力でメールを打とうとは思わないし、アホみたいに高いパケット料を払ってまで狭苦しい画面でwebを見ようとも思わない。ましてやカメラをや。
なので端末の選び方にもほとんどこだわりがない。キャリアもこれといった理由もなくIDO時代からずっとauを使ってきた。
ぶっちゃけ、軽くて小さくて、待ち受け時間が長いのが一番だ。
普段はほとんど時計代わりに使っていることもあって、すぐ時計が見れないと困るのだが(最初のIDO端末には時計機能すらなかった!)今時は折りたたみ端末でも当たり前に背面液晶がついてて時計が見れる。
しかし3年ほど前、au携帯に画期的な機能が実装された。
ナビ機能である。
すすき野は結構方向音痴だ。普段から行動範囲が狭いせいもあるが、見知ったはずの都心の駅前でもちょっと路地をはずれるとどこにいるのやらさっぱりわからなくなることもしばしば。
そこへナビ機能の登場である。たまたまauユーザだったこともあり、すすき野としては珍しく、販売店に予約してまでゲットしたのがパナソニックC3003Pであった。


しかしいざ使ってみると、実際大したことはなかった。
ナビの誤差が50mほどあるのはまあ致し方ないとして、当たり前と言えば当たり前なのだが、地図データをDVD等で自分で抱え込んでいるカーナビと違い、いちいち地図ごとダウンロードしてくるのでべらぼうに遅いのだ。
しかも画面が狭いので、ちまちまと地図をスクロールさせなければならない。
電池節約のためだとは思うが、すっとろい携帯の応答速度では実質使い物になるものではなかった。


そしてそれからわずか2ヶ月、auは全新機種を通信速度を向上させたものへシフトさせた。


だまされた、と素直に思った。
それ以来機種変更はしていない。
その後auはすっかりパケット料定額のWIN端末に注力しているようで、通信しないユーザはある種ほったらかしの状況に置かれている。
9月頃、この未だに64kbps通信端末を抱えているユーザをターゲットとした機種変更のキャンペーンの案内も来たのだが、キャンペーン対象の端末はどれも型落ちのカッコ悪い機種だったので無視した。


そしてそれからわずか2ヶ月。
ナビ対応、非WIN、シンプルで洒落た端末、という俺ニーズに合致するモデルがようやくリリースの運びとなった。
その名もtalby[ http://au.kddi.com/au_design_project/seihin/talby/index.html ]。
QVGA画面なのでスクロールについてはそれほど気にならないと思われる。
またFlash対応らしいので、ひょっとしたらナビサイトがFlashデータの軽い地図を投げてくれるようになるかも知れないという期待もある。
いやー、うかつにキャンペーンに乗っからなくてよかったよかった。まただまされる所だったよ。
ストレート端末でカラー液晶ということで電池の持ちが少々不安ではあるが。
出たら買おっと。