しょたヴィネ計画(25)

今日は紙問屋[ http://www.shimojima.co.jp ]へヴィネの梱包材を見繕いに行こうと思っていたのだが、あいにくの雨。しょうがないので風邪薬のんで夜まで寝てしまった。なんだか寒気がするのでヤバいな、と思っていたが、ホントに寒かったらしい。
20時ごろ目を覚まして晩飯を食い、再び型取りをはじめる。
が、ここに来てトラブル続発である。
少々無理があるかなあとは思っていた頭パーツだが、どうも離型剤の塗りが甘かったらしく、なんと穴部分と後頭部の型がくっついてしまう[ http://www5.kiwi-us.com/~susukino/img/sv24.jpg ]。
しかも無理矢理ひっぺがそうとしたら穴部分の型に亀裂が入ってしまった。あうう〜TxT
と、とりあえず、後頭部部分は型としては浅い部分であることもあり、もうこいつを1面の型として扱うことにする。ちょっと抜きがややこしいことになるが、まず顔部分の型を外してから、後頭部の型と複製品の間に少しずつ空気を入れてやるようにゆっくりはがしながら最終的に穴部分をずっぽ抜けばなんとか脱型できるだろう。
亀裂に関してはこのまま亀裂が進行しても複製品に直接影響を与えるわけではないので放置。応急の措置として、後で亀裂部分に生乾きのシリコンでも塗り込んでやろう。
こういう無茶やってるとどんどん型の耐久度が落ちるんだよなあ。予定の20個すら抜く事ができるのか心配になってきた。
そして最後のパーツだが、なんと粘土埋め中に破壊![ http://www5.kiwi-us.com/~susukino/img/sv25.jpg ]ぐおおーToT
やはり複数の素材で原型をつくるのはいろんな意味で危険だな。実は花壇部分の天板も複数の素材(パテ+プラ板)で作っていたのだが、以前の日記に書いたようにこっちはこっちで素材の収縮率の違いからえらいことになってしまっている(なんとかごまかすつもりではいるが...)。
ところで昨日も書いたが、このパーツだけ後回しになってしまったのは、背景パーツとしては立体的すぎて他の型に混ぜられなかったからだ。粘土に突き立てるように型取りすれば平面的にはできるのだが、そうすると接合部のピン部分に空気の逃げ道が作れなくなってしまい、キャスト時に気泡に悩まされることが容易に予想されるのだ。
瞬着で補修しようかとも考えたのだが、ふと思い立った。
いっそ別パーツにしてしまえばいいんじゃねえのか?
どうせ瞬着を使うなら、複製品を瞬着でつけてしまえばいいのだ。
首の穴のようにドリルでの切削が入ったりするとどっちが手間かは微妙なところだが、ただ張り合わせるだけなら大した手間ではない。接合ラインが出て困る部分でもなし。
そんなわけで急遽、複製過程ではもう別パーツにしてしまうことにした。

今日の経過[ http://www5.kiwi-us.com/~susukino/img/sv26.jpg ]
どうせ別パーツにするのなら他の型に混ぜてしまえばよかったとちょっと後悔するが、まあ世間では後悔役に立たずともいう(言わねえ)。ひとつ経験値を積んだと思って黙々と作業を続行するのであった。


ところで俺は実は実家住まいなのだが、だんだん家族の風当たりがきつくなってきたぞ(笑)
やはりガレージキットなどというものは、自宅に倉庫のようなガレージがでんと鎮座しているようなアメリカン中産階級的な環境でつくるべきものなのかも知れない。