手ぶくろを買いに。

うがーーー。
雨の中素手でバイクで疾走したら冷たくて手が凍り付くかと思った。
世間はいつの間にか4月だし、桜もすでに散り際だが、世の中まだ冬だな。
で、買いに行ったのは手ぶくろではなくて、筆ペン。俺の愛用は三菱の親子筆ペン。顔料系インク(墨液と書いてあるが)なので消しゴムかけると薄くなるという弱点はあるものの、相反するメリットとして滲みがほとんどなく、書き出し部分(いわゆる「イリ」=「ヌキ」の反対)のシャープさはいろいろ試した中では随一だ。
しかし、筆ペンのシェアというのは現在ゼブラ、ぺんてる、くれ竹の3社の寡占状態にあり、三菱の筆ペンは実は入手が難しい。世界堂でも探したのだが、やはり画材屋であって文具屋でないこの店にそこまで求めるのは酷なのか、発見できなかった。
いまどき面相筆でちまちまベタ塗ってるひともあんまりいないだろうから、コミック用品売り場にコーナー作ってもいいのにね。
まあともかく、あんまり売ってないのと前述の欠点からコピー本には向かないためしばらく使ってなかったのだが、2年ほど前に近所の文具屋に常備されてるのを発見したので買い出しに行ったのだ。
ちなみにどのくらい違いがあるかというと、「MP#3」前半までのMPシリーズとそれ以降の黒髪の作画を比べてみてもらえるとよくわかると思う。まあわざわざ引っ張り出して比べてみるひとはいないだろうし、自己満足の部分ではあるのだが。
がしかしやはり場末の文具屋、店頭に1本しかなかったので在庫を確認してもらったところ在庫がなく、水曜入荷予定とのこと。とりあえず1本あればしばらく描けるので、また来週買い出しに行くことにするか。