しょたヴィネ計画(21)

どんどん型を取る。
犬の粘土を剥がしてみると、やはり部分的に破綻していた。固まったシリコンの影になって手が届かなかった部分の粘土がうまく平らにできていなかったようで、毛羽立った粘土とシリコンが絡み合ってしまっている。まあ3面型なので、多少型を削っても逆テーパーの危険は少ない。デザインナイフで付近をごっそり切り取ってしまうことにした。少々原型にも傷がついたが仕方あるまい。重ね重ねすまん、犬。
ランドセルの方は心配していたほどの問題はなさそうだ。パーティングラインが単純なのが功を奏しているのかも知れない。学習学習。
もっともこっちの主な心配は突起部がうまく抜けるかどうかで、こればかりは型ができてから実際に抜いてみないことにはよくわからないのだが。

今日の経過[ http://www5.kiwi-us.com/~susukino/img/sv19.jpg ]
犬とランドセルはもう粘土作業は要らないので、他のパーツにとりかかる。
めんどくさいパーツばかり埋めていて疲れたので、かなり簡単なものに手をつけてみた。
裏側なのでなんだかよくわからんが、足部分とその他細かいパーツだ。湯道はちょっと再考の余地ありだが、あとから直接型を彫りつければどうにかなるので、とりあえずこのまま固めることにする。
これがおそらくすべての型の中で一番楽チンな型だ。気楽にいこう。
あ、ちなみに写真取り直し忘れましたが、この後ちゃんとダボ穴はあけましたのでご心配なく。
ところで、型取りを進めていくと実は型枠ブロックのスキマにかなりシリコンが流れ込んでいることがわかった。特に昨日の犬は重力によるブロックの固定なしで枠を組んだため、相当量が侵入してしまったようだ。
写真の横に積まれた白いゴミがそれ。別に俺はブロックを複製したいわけではないのだが...(笑)
ま、しかし、おかげで型がピン状の突起になった部分の強度が思ったより丈夫そうなことがわかったので、引き続きどんどん作業を進めることにしよう。
ここらで実はシリコン1kg缶をほぼ投入終了。はやいなあ。フィギュアだけならぎりぎりひと缶でいけるかなーとか思ってたけど、全部で3缶は確実に消費しそうな気配。