しょたヴィネ計画(17)

そろそろ地道な手作業による微修正も器用さの限界に近づいてきた。
目と指が疲れるので、気分転換に背景のジオラマ部分を進めていく。
これはこれで結構楽しくなってきたが、行き当たりばったりで作り始めたこともあって組み立ての精度はどえらく低い。構造が単純なだけに、持ち上げたりさえしなければ一応そうそう崩れたりはしない程度にはなったが。
まあ、背景なんておまけですよ。(くどい)

今日の経過[ http://www5.kiwi-us.com/~susukino/img/sv14.jpg ]
ジオラマ部分はぺったんこだと悲しいのでスチレンボードで高さを出す。
むろんこんなでかい体積をそのままキャストしたのではレジンがいくらあっても足りないので、底は下駄状というか蹄鉄状になっている。
いやまあ、ジオラマ部分もキットに含めるかどうかは相変わらずまだ決めてないのだが、一応それ前提で作っておけばどうにでも対応できるしね。
そしてレンガ調の花壇の壁にいかにも書き割りな雑草をレリーフ
正しく放射状に立体な草を作って別パーツにしてもよかったのだが、パーツ数は極力少なくする方針に則って、背景部分に関してはそのあたりは手抜き構造になっている。
で、意外にもこのへんでモーターツールが威力を発揮した。
ひも状のパテを壁に貼付けてから削り込んだのだが、彫刻刀で削るには細かすぎるし、紙ヤスリだけで削り出すにはちょっとかったるい体積だ。
届いたツールセットをふと見ると、ダイヤモンドビット細・太の他にもう1本、砥石ビットがついている。
本来は彫刻刀などに対して砥石として使うのだろうが、丸みを帯びた円錐形というか、犬のちんこ状というか、なんだかいい形ではないか。硬さもダイヤモンドビットに比べるとかなりやわらかく、軽石のような感じで具合もよさげ。
これで削ると、案外いけるんちゃうか?さっそくトライ。テストなしでいきなり現物を削りにかかってしまうあたりがそろそろ疲れを感じさせる。
むむう。これはハッキリ言って、手持ちのビットの中では最高のサンディングツールなのではないだろうか。仕上げに使えるほどのキメ細かさはないが、先端がとんがっているのと、微妙にカーブがあるのでロールサンダーより格段に使いやすい。
浦和工業さん、これの太さ違いのやつとか細かさ違いの奴とか、サンディングビットとして出してください。ぜひ。
というわけで、時間かけてないわりにはわりとキレイにできた。最終的な仕上げは紙ヤスリでコスコスするとして、これで地面側にも数本草を散らせばドリフのコントのセットのようなチープ感もすこしはやわらいでくれそうな気がするな。よしよし。