PCTV-hiwasa mini

録画マシンを兼ねていたMac Mini(春にCore2Duoマシンに更新した)にSnow Leopardを入れたら、ピクセラ製のアナログチューナ[ PIX-FTV300UM http://www.pixela.co.jp/products/tv_capture/pix_ftv300um/index.html ]のビュワーが動かなくなってしまった。
(一応録画はできるのだが、動画再生でコケるようで、録画再生を含めて視聴しようとするとクラッシュする。)

このメーカーのサポートの酷さは購入以来もううんざりで、当初のビュワーの品質の低さ、Leopardへの対応は後発チューナのビュワーをめっちゃ遅れて有料販売しただけ(この新ビュワーは非常に使い勝手のよいものだったが)等々、いろいろ辛酸を舐めさせられて来た。


しかしながらMac用のチューナは弾数がない。
買い替えるにしても今さらアナログチューナでもなかろうし、地デジフルセグは制限が多すぎて今の運用(録画しておいて通勤中にiPhoneで見る)がまったくできない。

折しも総選挙の開票真っ最中で、普段リアルタイムでテレビ見ない俺もちょっとさみしいぞ、と思ったところで色々ぐぐって見た。

発売はずいぶん前のデバイスなので今さらという気もするが。


PCTV-hiwasa mini[ http://www.makie.com/ja/products/pctv/index.html ]

介護業界用支援アプリの制作などで地道に頑張っていたログファームという会社が手を出して、大コケして倒産してしまったといういわくつきの一品。

元々付属アプリを開発していたマキエンタープライズが在庫を引き取って引き続き販売しているらしい。
発売当初はワンセグのくせに法外な価格でとても眼中になかったのだが、今ではとても安くなっている。
この会社自体は旧MacOS時代から地道にアプリを作っているところで、俺も一時期はMagellanというメーラを使っていたことがある。

で、こいつがSnow Leopard対応を公言していて、なんとiPhone/iPod touchへの転送機能があるというではないか。
というわけで、さっそくポチり。


付属の内蔵アンテナ&延長アンテナだけでは電波が飛び交ううちの部屋ではロクに受信できず、分配器を買って来たりそれなりに手間はかかったが。
いやーなかなかいい出来のビュワーですなー。
受信した番組をネットワーク経由で別マシンでリアルタイム視聴できるのもいい。うちの環境にぴったり。
有料の追加機能として、インターネット経由でiPhoneから遠隔視聴というのまであるらしい。さすがにそこまでの機能は要らないので試してないが。

同じアプリがIOデータのワンセグチューナにも採用されているようで、どうもマキとしてはhiwasaは踏み台でしかなくて、OEMでアプリを売り込むというのが戦略のようだ。
この戦略がうまくいけば(他のメーカーのチューナでもどんどん採用されれば)という前提ではあるが、今後のサポート継続もかなり期待できそう。というのが即ポチに至った理由。
サポート杜撰なメーカーはもうこりごりだ。


それにしても制限ガチガチで非難ごーごーの地デジで、ここまでフリーダムな使い勝手を合法的に実現してくれるとは。
どうもコピーワンス(遠隔視聴)とダビング10iPhoneへの転送)をうまい具合に解釈して使っているらしいのだが...
ダビング10はマキが自前でコピー回数管理サーバを立てて実装している様子。つまりマキが潰れたら終わりだぜこの機能!)

そんなことができるのならフルセグでこの使い勝手を実現してくれないかなぁ。なまじ使い勝手がいいだけに、ワンセグゆえの画質の低さがしょんぼりだ。
でもBカスカードが邪魔で絶対無理だろうな。くそったれ。


まあピクセラのアナログチューナも録画はできるので、停波まではアナログで録画、ワンセグでリアルタイム視聴と使い分けることにするよ。


あ、ちなみに、NHK総合とフジは微妙に信号が違うのか、遠隔視聴しようとするとクラッシュします。iPhone転送もできないぽいです。
見れないのはしょうがないけどクラッシュするのはなんとかしてくれ。