猿の手

脳が不自由な顧客を相手にしていると、本当に疲れる。
一部の世界では非常に有名な、こういう絵がある。[ http://www.dashiblog.com/blog/archives/project_comedy_l.gif ]
ものすごくアバウトに解釈を説明すると、少しづつの誤解や理解不足が積み重なって、システム開発の現場はしっちゃかめっちゃかになるという典型的な例をカリカチュアライズしたものだ。
まあプロジェクト全体に及ぶほどひどくはないが、今俺がお守りしているシステムは、そんな機能がてんこもりだ。
前述の絵はありがちな状況を大局的な視点でお笑いにしているので、そもそも顧客の説明からして正確ではない、ということが正しく表現されているが、実際に少なからぬ金が動く現場にいると、笑い話では済まされない。


今日も打ち合わせだった。
最近はあまり大きなトラブルもなかったので(大きなトラブルはたいがい俺の責任範囲外の環境系のトラブルなわけだが)、今日はすんなり終わるだろうと思いきや、そうはならなかった。
うんざりするので詳しい説明は省くが、想定通りに生成されていないと指摘されたデータについて、仕様通りであることを証明したことがなぜか叩かれた。
いや、もちろん顧客の要求を満たしてナンボなので、仕様が間違っているなら直ちに作り直すことにやぶさかではないのだが、なんで俺が一方的に叩かれなきゃいかんのだ?
大きなシステムであれ小さな機能であれ、要件はどんなものでもまず顧客の説明から始まる。
それを解釈し、実現可能な範囲で仕様を提案し、実装するのが俺たちの仕事だ。
要求は大概アバウトだ。顧客自身もよくわかっていなかったりする。それに対して、これはつまり正確に言うとこういうことですね?という問答を繰り返し、仕様は練られていく。
つまり、仕様策定とは、原理的に顧客と設計者の共同作業なのだ。
しかし顧客は金を出すという立場を盾に、全責任が開発側にあるような物言いを平然とする。
あのですね、仕様に対してOK出したのはあんたらじゃないんですか?
ましてやこれは俺が設計した仕様でもないし、このシステムもう5年も動いてるんですよ?稼働前の実地テストからずっと使ってて、なんで今まで気づかないんですか?


まあ事態そのものは絵にあるように、よくあるケースだ。
そこで前向きに、ああ当時はこれこれの点で理解の疎通ができていなかったんですね、じゃあ今度ははっきり決めて解決していきましょう、というムードがあれば俺もやる気をそそられる。
が、一方的に俺のせいにされてもなあ。


なんか前にも似たようなケースの話をした気もするが、基本的にこういう客なので、つきあいきれないのだ。
心底、うんざり。


時間が空いたら客先の近所の病院に入院している知人をお見舞いしようと計画していたが、すべておじゃん。
腹立ちまぎれにパチへ。

@新宿 JUMBO 投資 14,000 回収 25,000 計 +11,000
年収支 +375,000 総収支 ▲910,500


この店で唯一収支が期待できる鬼武者に7k投資からREG、BIG、BIG、BIG、REGと5連。これを400回転まで回してしまい、カチ盛り1箱をどうにか確保。
新宿から直帰するときは通勤ライナーでゆったり帰りたいのだが、時間が合わないのでもう少し遊ぶ。
これが失敗だった。北斗SEに3k投資から赤7+レインボーオーラを引いて思わず身を乗り出すもわずか3連で終了。鬼武者のBIG1回の半分にもならねえよ。
これを一瞬で飲まれた後、天下布武のハイエナに失敗して2k、さらにジャイパルでなんと1000えんキックでホタル出現からボーナスを引くが、あろうことかこれがREG単発。128回転まで回すのにさらに1kを必要とし、最後はついにボタンを殴打。
トータルではプラスになったものの、結局余計に腹を立てただけだった。
しかも時間合わせのはずが時間をつぶしすぎて電車を逃がしてしまった。最悪の一日。