アクション、乱

アクションは一念発起して再刊したのはいいのだが、どうにも中身が中途半端。まともに読む気になるのは谷口ジローさそうあきらくらいではなかろうか。
あとはなんだかあきやまひできっぽい戦国飯炊きまんがとか、劣化江川達也雪印牛乳とか、どうも垢抜けないものばかり。ノンフィクションならノンフィクションでしっかり作ればいいものを、半端にフィクションが混ざってるのでどうにも楽しめない。
ノンフィクションと言えば復刊当時からなぜかウリにしてる北朝鮮拉致まんがはなんだかかわくちかいじのデッドコピーのような印象しかなかったが、結構かわいい女の子も描けることを知ってちょっと新鮮な衝撃を受けた。こっちの路線のほうが多分受けると思う。
でもまんがはつまらない。
女子高生コンクリ事件まんがも、鎌田洋次の絵では...頑張って青年誌向けの絵にしてる努力は痛々しいほど伝わってくるのだが、どうにも。うりざね顔?
でも4コマの「殺し屋さん」だけはマジ面白い。あとちょっとSUEZENぽいすっきりした絵の江戸時代耳かきまんがもかわいいね。
社会派まんがをプッシュしてるはずの雑誌がそんなんでいいのか。いくない。


乱はまったり。最近時代劇まんが雑誌が乱立している中手堅く健闘。
つうかパチンコまんが誌とか時代劇まんが誌とかはなんだか意外なひとが描いていることが多くてなかなかおもしろい。ジャンプの一時代を底支えしたはずの大島やすいち金井たつお等が参加しているのも不思議だが、なぜみなもと太郎がこんなところに…?