叩け、叩け、叩け

近頃ROにハマりすぎていて日記がおろそかになっている。
いや別に日記を書くのも忘れるほどハマり込んでいるという意味ではなく、起伏のないゲームなので日記のネタにならないのだ。
特に盛り上がりも盛り下がりもないくせに、一度始めると止まらなくなる魔力が確実にこのゲームにはある。
危険だ。


ところでWinマシンはマカーの俺にとってただのサブマシンでしかない。机の上には常時メインMacのキーボードとPowerBookが鎮座ましましているため、Winマシンのキーボードはできるだけコンパクトに済まそうと、今まではHappy Hacking Keyboard[ http://www.pfu.fujitsu.com/hhkeyboard/ ]と呼ばれる必要最低限のキーしかないプログラマ向けのキーボードを使ってきた。
が、最近自宅でプログラムをメンテする機会が増えてきたのと、ROを円滑にプレイするのにファンクションキーがないと成立しないことから、キーボードを新調したい欲がふつふつと高まってきていた。
プログラマ向けのキーボードならプログラム書くのに問題なさそうではあるのだが、キーボード全体の高さ(Height)が高いのと、CTRLキーがAキーの隣にあることになんか使いにくさを感じていたのだ。大昔のキーボードはみんなCTRLはこの位置だったはずだが、慣れというのは恐い。
で、ひさびさに秋葉へ出没。このためだけに秋葉まで出張るのもかったるかったが、今日はたまたまともだちにカラオケに誘われたこともあってついでにまとめて用事を済ませてしまおうという魂胆だ。
ひとしきりアニソンなどを熱唱したのち、キーボード探し。
近頃は仕事以外で叩くキーボードはほとんど愛用のPowerBookのキーボードである。メインマシンはお絵描き処理用なので逆にあまりキーボードを叩くことはなく、せいぜいHTMLを書くくらいで、この日記も普段PowerBookから書いている。
で、もう指が押し込みの浅いノートのキーボードに慣れてしまっているので、似たようなキーボードが狙い目だ。
マウスがどんどん高機能化して値段が跳ね上がっていった(安いマウスは安いけど)のと比較して、キーボードは一部必要ないキーばかりが装飾されたごてごてキーボード以外では純粋な進化は停滞している気がする。そのかわりコンパクトキーボードについてはどんどん安いのが出回ってきた。
いろいろ物色するが、どれ見てもせいぜい4000円程度で、キーボードをあまり買い替えない俺的にはかなり安く感じる。これも時代か。
いくつか望むキーボードもあったのだが、コンパクトキーボードだけにキー配置は微妙なものが多い。
今回の判断基準としては、

  1. もちろんコンパクトであること。
  2. USB接続であること(サブマシンが机から遠いのでHUB経由で)。
  3. ファンクションキーがあること(RO用...)。
  4. 純粋に慣れの問題で、JIS配列かつCTRLは一番左下、IME切り替えキーが左上にあること。
  5. キーの押し込みはノート並みに浅い方がむしろいい。打鍵の感触は明確にスイッチを押した感触が欲しい。
  6. 今使ってるマウスのケーブルが短いので、できればキーボード側にもUSBHUBが欲しい。
  7. ENTERキーが標準的にでかく、またENTERキーの右側に余計なキーがついていないこと(プログラマに共通の癖だと思うが、ENTERキーを殴るように叩く癖があるため、間違えて一緒に別のキーを叩かないよう)。

などと注文の多い探索だったのだが、どうも最後の要求を満たすキーボードが実はコンパクトキーボードには少ない。HOMEキーやENDキーはあれば便利だが、正直こいつをENTERの隣に配置するのは勘弁して頂きたい。
昔同じような理由で(Diabloをやるため...)Macのキーボードを買い替えた時も、ENTERキーの隣にHELPキーがついており、ともするといちいちヘルプ画面が起動して辟易させられたものだ。
と、一緒に買い物につきあってくれたカラオケメンツから一言のオファーが(ていうか世間話だが)。
「これが噂のRealForceですよ」
RealForce[ http://www.topre.co.jp/products/electric/realforce/ ]。こいつははるか昔に職業オペレータ用に開発され、その後OSの変遷を経てもなおスイッチの基本構造を変えずにモデルチェンジを続け、比較的最近になって(おそらく業務機と一般機の区別がなくなってきたこともあるのだろう)一般用にも販売をはじめたという鳴り物入りのキーボードだ。
スイッチに接点がない静電容量方式という独特のメカニズムを採用していることから指への負担が最小にされ、同時キー押し込み時の異常入力コード発生も回避する仕組みになっているため、ホントにオペレータさんが高速打鍵するのに最適なキーボードになっているということだ。
伝統的なデバイスであることからか一般発売後もPS/2規格でしか存在せず、当時は指をくわえて眺めていたのだが、まあふと見ればUSB、しかもテンキーなしのコンパクトバージョンがあるじゃないですか。
しかしお値段は約2まんえん...
しばし逡巡。
値段はまあむしろ一昔前の標準的なキーボードの値段よりちょっと高い程度だ。が、キーの押し込みは深く、高さも結構ある。USBHUBもついてない。それ以外の要望はすべて満たしているが、さて。
他の店などもそぞろ歩きつつ、やはりキーボードは一番人間に近いデバイス、長く使いつづけるなら多少のゴツさや値段など問題にすべきではないという結論に達する。
で、買っちまいました。うひょー(≧▽≦)
晩飯を電気街表通りの焼き肉屋で済ませ、連れ合いのひとりの相変わらずの健啖家ぶりに舌を巻きつつ(C.B.Sの作曲してくれたひとですが(笑))、家帰って早速接続。
こ...これは...
予想以上にキモチイイ打鍵感です。2まんえんは伊達じゃない。
これで今以上に深くROにハマったりしなければいいのだが。(笑)