しょたヴィネ計画(後日談3)

そんな感じでしょたヴィネの増産を再開する。さすがに型がこなれてきたおかげもあって、レジンが効率的に注入できるようになってきた。
レジンはシリコンと違い、万一流し足りなかった場合に再度流し込むということができない(空気穴ふさがっちゃうからね)ため、薬剤を混合する際に多少余裕を見積もっておく必要があるのだが、最初しどろもどろやってたうちは型1つ1つに対して毎回混合剤を作っていたのに比べて今はいくつかの型にまとめて注入することができるようになったということだ。
おかげでレジンの残量は思ったより余裕が出てきたのだが...
なんとここで新たに型を1つ破損してしまった。もともと頭の穴の部分、胴体と一部背景のランナー部分がかなり危険な状態になってはいたのだが、意外にも先に壊れたのは足パーツだった。
足パーツは1mm径のピンによる接合部を用意してあるのだが、シリコン側のピン部分、つまり成型品では雌ホゾになる部分がもぎとれてしまったのだ。
抜きを重ねるごとに徐々にシリコン表面から弾力性が失われてきていることには気付いていた。これが型の劣化ということなのだろうと思ってはいたが、まあ抜きミスを含めるとそろそろ抜き数も30体を数える。ぼちぼち強度的な限界が来たということだろう。
いちおうこれまでにすでに4セット分は抜き作業を完了している。さすがにシリコンはもう切れたしこのへんで増産は打ち止めとし、明日あたり通販告知を出そうかと思う。


まあ組むときには瞬着でくっつけることをおすすめしてるパーツではあるし、そのまま成形しちゃって改めて穴開けるという手もあるんですが。